· 

イチロー選手の言葉

3月24日、2019年のフィギュアスケート世界選手権が終わりましたね。いろいろ感動の場面があったと思います。そして大会期間中の21日には、大リーグシアトルマリナーズ所属のイチロー選手がユニフォームを脱ぐと言うニュースも。フィギュアスケートの録画を見ていた流れで、その夜に開かれたイチロー選手の引退会見も見てしまいました。
中でも印象に残ったのは、この言葉です。
人より頑張ることなんてとてもできないんですよね。あくまでも、はかりは自分の中にある。それで自分なりにはかりを使いながら、自分の限界を見ながら、ちょっと越えていくということを繰り返していく。そうすると、いつの日からかこんな自分になっているんだ、という状態になって。だから少しずつの積み重ねが、それでしか自分を越えていけないと思うんですよね。一気に高みに行こうとすると、今の自分の状態とギャップがありすぎて、それは続けられないと僕は考えているので、地道に進むしかない。進むだけではないですね。後退もしながら、ある時は後退しかしない時期もあると思うので。でも、自分がやると決めたことを信じてやっていく。でもそれは正解とは限らないですよね。間違ったことを続けてしまっていることもあるんですけど、でもそうやって遠回りすることでしか、本当の自分に出会えないというか、そんな気がしているので。自分なりに重ねてきたことを、今日のゲーム後のファンの方の気持ちですよね、それを見たときに、ひょっとしたらそんなところを見ていただいていたのかなと。それは嬉しかったです。そうだとしたらすごく嬉しいし、そうじゃなくても嬉しいです、あれは』 (ニュースサイトから引用させていただきました)
一流の選手は常にこの積み重ねを続けているからこそ、成果を出していけるのだと痛感します。常に記録は重要じゃないと(言うようなことを)言っているイチロー選手ですが、その趣旨はこの言葉に凝縮されているのだなと思いました。
彼が言うと珠玉の言葉となりますが、実はこれはカラダをつかいこなすものにとって全て同じではないでしょうか?もちろんそれだけでなく仕事や生活など全てに共通することでもありますよね。
開脚やスプリッツなどのストレッチでも、バレエのレッスンでもコンクールの結果でも、自分の限界=今の状況を見ながらちょっとずつそれを越えていく行動を続けること、それが最終的に今の状況を変えていくことにつながる。
よく、一発開脚とか、直ぐターンアウトするとか、これをやればコンクールの成果が出ると言う情報があったりしますが、それはその前にどれだけ小さな積み重ねとしてきたか、によるのだと思います。小宇宙と言われる人のカラダは、一発で結果が出るほど簡単なものではありません。
それを変えていくことで自分のやりたいことを貫きたいなら、イチロー選手の言うように、ちょっとずつ越える行動を続けて、失敗や後退があっても続けていく。遠回りしたとしても続けていく、それが先にいくための秘訣なのだと思いました。
フィギュアスケートの世界選手権は、それらをずっと続けて来た選手達の結果を競い合う場。メダルやスコアという目に見える結果が出せた人そうでなかった人いろいろだと思いますが、あの場にいられるということが、積み重ねてきたことの証拠。そしてどの選手も、自分が求める自分にいきつくため地道な行動を続けていくんだと思います。
このことは、すばらしい一流選手でなくても私たちカラダを使うものなら誰でもできることではないでしょうか?できないなら、何故そうなのか?できるには何が必要か、いろんな方向から自分の限界を見ながらちょっとずつ越えていくことを繰り返していく。私も続けていきたいと思いました。
そして、そうやって続けているジュニアをサポートしていきますね。