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カラダをつかいこなすこととは

先週、声の治療【ボイス鍼灸Voce】のクライアントさんであるオペラ歌手Kさん出演のデュオコンサートに行ってきました。
團伊玖磨、中田善直の日本歌曲、ドイツ歌曲、イタリア歌曲、のほかモーツァルトのオペラからアリアを5曲、とても素晴らしいステージを楽しんできました。
 
Kさんとのご縁は既に3年になるのですが、色々こちらも勉強になることが沢山あるのです。それは、Kさんが歌うためのカラダの構造にとても詳しいから、というのがあります。日本人とイタリヤやドイツ人とは、舌や口腔内、肺や体幹などカラダの構造が同じではないため、本場の歌曲やオペラを歌うためには、バレエやダンスと同じようにカラダをコントロールすることが必要なのだそうです。
 
そのKさんがおっしゃっていたのがこの言葉がこれ
『歌う喜びは、カラダをつかいこなす喜びである』です。踊りと同じと思った方もいるのではないでしょうか?
 
このつかいこなす、という言葉、漢字変換をしていて気づいたのですが、こなすを漢字で表すと熟す(じゅくす)となるのです。
言い得て妙という、ぴったりな表現だと思いませんか?
踊ることも歌うことも、下手をすれば、あまり考えずカラダを、口を声帯を動かすことでそれなりに出来ることですが、歌手としては、お客さまに届けなくてはいけないもの、となる訳です。そのためには、自分だけが心地いい使い方をしていては、ステージの外にいる方には届かない。劇場の上の方の席にいらっしゃる方にも歌を届けるには、自分のカラダを使い熟す、これが大切、とよくおっしゃるのです。
正に、これは踊りと同じことですね。
踊るだけであれば、先生の指示も曖昧に好き勝手に足を出したり飛んだりすることだって出来るでしょう。高く脚をあげたければ、骨盤のプレースメントがずれていても気にしないということもできなくはありませんが、それでは、たとえ発表会だとしても、見にきたお客さまには何をしているのかが、届かなくなります。
ステップやパにはちゃんと意味があって、きちんとカラダを使い熟せるようになれば、バレエらしいラインが生まれてくる。今流行りのヒップホップも、一見型がないように見えますが、指導している先生方の姿からはカラダを使い熟して踊っているので、綺麗なラインが浮かび上がってきます。これは、どのジャンルの踊りでも、新体操、フィギュアスケート、シンクロナイズドスイミングでも同じだな、と感じました。
 
カラダを使い熟すためには、自分のカラダを識ることが大切。足ばかり見ている、高く上げることだけを考えるでは、使い熟すことはできません。
ずっと続けてきたけれど、何かが違う、先生の指示通り踊りたいのに上手くいかない、と悩んでいるジュニア。自分のカラダともっと仲良くなっていきませんか?
 
そのためのサポートをバレエ治療院あんじゅはおこなっています。