前後開脚で骨盤が斜めになる理由

新体操、フィギュアスケート、アーティスティックスイミングジュニアの開脚開脚、バレエ治療院あんじゅ
開脚が技の基本である新体操、フィギュアスケート

前後開脚の時にどうしても骨盤がずれてしまうのが悩みなYさん。この春2年生になったばかり。このくらいの年頃だと、苦手なストレッチでよくやるパターンがあるんです。それは、力を抜きたいのに無意識で力を入れてしまうこと。
一生懸命だとどうしてもそうなりますが、まだカラダのコントロールがうまくいかないジュニアや初心者は、抜きたいのに逆に踏ん張ってしまうのです。

股関節の可動域を診るとしっかり開ける角度をもっています。けれど、もったいないのがポコッとあがってしまう肩。動いている時に肩のコントロールがうまくいかないということはよくありますが、動いていない時、仰向けで寝ても立っていても気がつくと肩が上がってしまいやすいタイプは、実は、足の趾の力も抜きにくいのが共通しています。

開脚の修正にはダイナミックストレッチをやるのですが、その前に足の趾に力をいれるのではないつま先の伸しの方をやりました。これはかなり難しいトレーニングなのですが、新体操やチアなどスポーツ系のジュニアは比較的筋肉がしっかりしているので、一日でかなり改善しました。やっている本人は、趾を固めないつま先の伸ばし方ができるようになると股関節からクルッと開く感じが分かって、びっくりしていましたが、趾の力が抜けるようになれば、足首や膝の関節も固まらないので、脚は楽に開くようになるのです。

これが少し分かってくると、脚を固めずにすっと開脚するためのエクササイズに進めます。

前後開脚では、前と後ろに脚を伸ばしたいが故に腰が斜めってしまいやすいのですが、脚に力が入っているとどうしても骨盤を水平に(横向に)コントロールすることは、難しいのです。
そのため、体幹と腕のダイナミックストレッチをたっぷりおこなって少しずつ、骨盤を水平にもってこれる位置に修正していきます。小学生であれば、多少高学年になっていても大体、ダイナミックストレッチを組み合わせて行うことで、早いジュニアで一回、時間が多少かかっても数回で開脚の苦手意識は減っていきます。

残念ながら、クラブの練習でもお稽古でも、つま先を伸ばして!という指示がほとんどのため、多くのジュニアが足趾を固めることがつま先を伸ばすことだと誤解しているのです。もちろん、つま先を伸ばしてと言って足裏に意識がいくジュニアもいますが、全員がそうではありません。伸ばさなくてはの意識が脚を固めることにつながる、そういうストレッチの仕方が減ってほしい、と切に思っています。

どうしてもつま先が伸びない、前後スプリッツ、左右開脚で悩んでいるジュニアの役に立ちたいと今、治療院のメニュー以外にできることを準備しています。もう少し経ったら、その一報をお知らせできると思います。