バックルやスパイラルができるようにになるために大切なこと

4,5歳からフィギュアスケートを練習してきたのにカラダが硬いと悩んでいるKさん。学年があがると昇級テストのレベルもあがってきます。次のテストではスパイラルが必須だそうで、これを克服したいと来院しました。

彼女と同じように、フィギュアスケートや新体操、アーティスティックスイミングをしているジュニアは、筋肉はしっかりしていることが少なくありません。けれどちょっと足りないのが、やはり上半身なのです。

ジュニアの開脚改善では、一番最初に、いつも行っているストレッチや筋トレメニューを見せてもらっています。カラダが硬いと悩んでいるジュニアの多くに、崩れた姿勢でトレーニングをしていることがとても多いからなのです。

ストレッチや筋トレの効果が発揮されるのは、姿勢が整った状態でおこなわれている時です。長座前屈でも、胸を前につけたいからと頭から突っ込むような状態でやっていてはいつまで立ってもトレーニングの効果は出てこなないどころか、逆に腰のラインをずらしてしまう危険性もあります。


そのため、柔軟やプランクにおいても姿勢を修正するだけで、『前より伸びやすい~』『いつもより楽』を実感できるようになります。

 

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このような頭部のズレはよくみられます

修正の際に診ているポイントの一つに頭の位置があります。頭部が右や左にずれている、または前に落ちているというジュニアが本当に多いのです。ジュニアは、まだカラダが出来上がっていません。頭部は大人の場合で、5,6kg、子供でも体重の10%~12%はあります。頭の位置がずれることでカラダの重心もぶれてしまうのです。

左右開脚はスプリッツで左右差があるケースは多くでこの頭部のズレが関係しています。そのズレを自分で修正できるか、が左右均等の開脚・スプリッツの完成に関わっているのです。そのために両肩を開いて頭部を中心にもってこられるエクササイズを繰り返しおこなってから開脚、スプリッツをする、これを何回か繰り返しておこないます。

スプリッツでは、たいてのクラブでは上から脚を開いておりてくる方法が主流なのですが、そればかり練習していると骨盤が前後にずれたままになりやすいのです。最終的に上からおりてこられるようになるためには、まず上半身をしっかりコントロールして骨盤をなるべく正面に並行にもってこられるように練習していきます。

 

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深いパンシェの練習

それから、深いパンシェへとステップアップします。

深いパンシェも、頭部がずれていると左右に上半身がぶれてしまいます。その状態だと脚も背中の正面からずれているので、バックルやスパイラルの脚を手で支えると当然上半身が斜めになります。斜めになった状態のままで脚を伸ばそうとすると軸足にのれていないので足がグラグラしてバランスが取れずにバックルが崩壊してしまうのです。

スパイラルやバックルで重要なのは、脚が上がること、背中が反ることだけではありません。頭から足部までのラインにズレがないこと、これが一番大切なのです。

Kさんは、この頭部のズレが殆どなかったのです。ただ、どうしてもスプリッツでは、腰が前後にわれてしまいました。その部分を床や壁をつかって腕と体幹をつなげる感覚をつかむように繰り返した後、深いパンシェをしてから、ビールマンスピンの土台になるバックルができるようになったのです。

バックルやスパイラル、ビールマンスピンを完成させたいと何度もその練習をしていることが時には歪みをつくることにもなります。苦手な状態は、腰、上半身、頭部のラインにズレがある証拠。その中でも頭部のズレは、カラダのバランスに大きく影響しています。

何年も練習してもできないと悩んでいる方は、こちらにお問い合わせください。