バレエジュニアの開脚・スプリッツ・カエルストレッチの改善

バレエの開脚改善、スプリッツ改善、カエルストレッチ完成、バレエ治療院あんじゅ
カエルストレッチ、左右開脚、スプリッツ改善したジュニアたち

何故、カエルやスプリッツができないのか

幼少3〜4歳くらいでバレエを始めているのにカラダが硬くてできないことがあるジュニアが来院してきます。何故柔軟性に差が出るのか、ですが、解剖学的に診てカラダの個性もあるのですが、現在の生活環境との関係が考えられます。
 
それは普通に立っている姿勢をみてみると分かります。カラダがゆらゆらしたり、ぐにゃぐにゃして、脚をずらしたり、背中を丸めたりして立っているケースが少なくないのです。
 
生理学的に考えて、成長期にある小学生のカラダが大人の同じように硬いかというと、それは違っていて、手足や体幹など、パーツでみると柔らかい、けれど、運動となるとギクシャクして、前屈すると背中がまるくなったり、長座をさせると腰が落ちてしまう、そういうケースが少なくないのです。
 
そういう状態だと、お稽古の中ででよく行われる開脚、スプリッツ、カエルストレッチができなかたり、できても左右で差があったりします。それで、カエルストレッチができないと来院したりするのです。
そもそも、このカエルですが、これができたからといってバレエのアンドゥオールができるのかというと、実はそうではないのですが、クラスの中でできないという状態は、小学生にとってはとても辛いことなのです。
 
生理学的にみて成長期にありカラダ自体は柔らかいはずなのに、何故できないのか?ですが、それは前述の「立っている時にカラダがゆらゆらしたりして姿勢を保持できない」状態が深く関わっています。
 
このような姿勢は、わざとやっているのではなく、立っている時にどうやってカラダを支えていいのかが分からなくて、姿勢をずらすことで、カラダを支えようとしていることからきています。
 
現代の住環境は、とても便利、更にコンクリートに囲まれて広い公園や土も少なく、学校や終業後外で遊ぶ機会がとても少なくなっています。また、教室の掃除で雑巾がけをする習慣もなくなっています。
 
つまり、昔と比べてカラダを大きくつかったり、体幹を安定させて腕を使う習慣がとても少なくなっているのです。その反面、たくさんの教科書が入った重いランドセルを背負っていたりする。そのため、小学生なのに背中が丸い、扁平足や外反母趾を持っている子までいるのです。
 
バレエを習っている子供達は、カラダをつかっているから大丈夫と思っていても、カラダをうまく使えていない可能性が潜んでいるのです。それが、前屈、開脚、スプリッツ、カエルができない、左右差がある、という状況に現れているのです。
 
このような場合、まず、背中のラインを確認すると僅かながら側弯が出ているケースがあります。そういう場合は、学校での検診の状況を確認します。検診で特に言われていない場合、その子なりに一生懸命頑張っているつもりのエクササイズで筋肉のアンバランスを作ってしまっている、ということが少なくありません。
 
しかし、どのジュニアも、股関節にはほとんどの場合で問題がなく、バレエを続けるには充分の可動域を持っているのです。それなのに、できないことがあるのは、つまり、クラシックバレエにおいては、股関節の可動域以外にも大切なことがある、ということなのです。それが、姿勢なのです、
 
上のようなケースでは先ず、フロアバーのエクササイズの前にもっと根本的な、腹筋、背筋のエクササイズをやってもらいます。すると、背中が丸くなっていると、カラダがゆれて続けられなかったりするのです。
 
その時、どうやって支えればいいのかを、その子に合わせて指導していくと、やりやすくなっていき、続けられるようになっていきます。ここでもポイントは、骨で支えることです。
 
自分でカラダを支えている感覚が分かると、本人もこうすればできる!と自信が出てきて、一生懸命やるようになります。そうやって、自宅でも続けてきた子は、背中に出ていた側弯も減り、左右の肩の差も減っていったりします。
 
そのようなカラダの変化が出てくると、できなかったカエルができてきたり、左右のスプリッツに差がなくなっていったりするのです。
 
できるようになる期間には個人差があるので、一回でできるようになったジュニアには、家での課題を渡して終わったり、春休み夏休みなど、時間をおいて姿勢のチェックのためとエクササイズの確認のためにくるというパターンになることもありますが、カラダの歪みが強いケースでは、引き続きセッションを続けるケースが多いです。
 
けれど、成長期にあるということが大きな利点となり、コツコツ家でも練習してくる子は、歪みが多少強い場合でも、姿勢が整っていきます。その期間は、その子一人ひとり違うのですが、諦めず続けることが大切なポイントになります。

 


ストレッチを阻む歪みと日本人特有の骨格をどう独服するか?

3,4歳から始めたのにいつまで経ってもカエルができない、小学4年生になるのにスプリッツや開脚が苦手。


そういうジュニアに多いのが姿勢のゆがみ。
一目見て分かるのは、頭部や両肩のズレです。ただ、本人はその歪みやズレに気づけていないケースがほとんど。

 

ズレをそのままにして、開脚やスプリッツ、カエルストレッチがでzるケースもありますが、苦手にしているジュニアは踏ん張って伸ばそうとしています。そしてそれが更なる歪みをつくる原因になって育のです。

 

例えば、
・立っている時に、腕を後ろに組んでいる
・両腕は脇に置かれていても肩先が内に入っている
・頭が前や左右にずれてしまっている
そして大抵のジュニアがお腹がぽこんと出ていたり、お尻が出ていたりしています。その状態で、開脚やスプリッツ、カエルストレッチをがんばっている訳です。
このような姿勢が日常になっていると、ストレッチ以上に、バレエのレッスンをしても基本的テクニックが身につきません。

その結果、トウシューズを履く頃になって、立てない、膝が伸びない、腰が引ける、などの悩みを抱えることになります。又、無理をして頑張ってしまった結果、背中に側弯がでてしまったり、O脚が加速する、又、骨盤のラインがずれたまま成長したりするケースもあります。

カラダは成長していくために、本来、筋肉や腱、靱帯、骨は柔らかいのが普通です。けれど、その柔らかさが逆にカエルや開脚をやりづらくさせてしまう場合があります。

その底辺にあるのが、近年のジュニアの一般的な運動量の不足
バレエのお稽古だけでなく、全身をつかって動く量が減っているのは指摘されていますが、他に、日本人特有のカラダの構造も関係しています。

カエル・スプリッツ・開脚が苦手なジュニアは、多くが体幹(胴体)が薄い傾向にあります。海外でドレスを買って着てみると、デコルテのラインがガパガパで着られなかったと言うことが少なくないように、元々、日本人の骨格は西洋人の厚い胸郭と比べると平ぺったい傾向にあります。

もちろん個人差はありますが、上記ストレッチが苦手なジュニアのほとんどが体幹が薄いため、腕がなかなか体幹とつながらず、前に伸びようとしても肩がすくんで上がってしまったり、お尻がポコンとあがってしまう傾向が強いのです。
4,5歳の頃からストレッチを毎日やれば改善すると、顔を真っ赤にしてがんばるジュニアもいました。子供なりにどうしても自分もできるようになりたいと、一生懸命になる状態、ここに落とし穴があったりするのです。

頑張ればかんばる程、完成しない時、カラダでは何が起きているかというと、意志の力で筋肉自体が緊張しすぎてしまって。ストレッチで伸びるどころが逆にストレッチを阻害してしまうことが起きてしまうのです。

大切なのは、頑張る方向を引っ張ったり力を入れたりするのではなく、するっと抜けるポイントを探して姿勢を整えてからおこなうことなのです。
まず、座る姿勢から修正していきます。そして左右差が減らしていけるカラダの使い方をサポートしていきます。この過程は、一人ひとりのジュニアによってそれぞれ違ってきます。
・体幹から始めるケース
・骨盤周囲筋から始めるケース
・背筋から始めるケース
・時には腕のトレーングからおこなうこともあります
何故なら、原因は似通っていても、一人ひとり、どこに力をいれているかが違っているからです。
普段のクラスでは一人にじっくり時間をかけてストレッチの修正をする、姿勢を補正すると言うコトは難しいでしょう。少人数のクラスもありますが、大抵は10人以上の生徒さんがいるからです。

あんじゅでは、開脚を単なるストレッチとは捕らえていません。真っ直ぐな軸を育てるための一つのステップととらえています。
これは、表現スポーツの開脚サポートでも同じことです。
踊るためのカラダは、基本の軸がしっかりしている姿勢がなによりも基本です。開脚ができたから、カエルストレッチができるからバレエやダンスが一足飛びでうまくなると言うのではありませんが、基本の姿勢が安定しなければ、どのダンスにおいてもテクニックを習得していくことは困難なのです。
これらのストレッチがでできるようになることは、姿勢が整っている証でもあります。整った姿勢からレッスンを積むことがケガの少ない、脚のラインの太さにも悩まないカラダづくりの基本でもあります。
ターンアウトアップのトレーニングはパーソナルセッションとなっています。それぞれの悩みに向き合って開脚・スプリッツ・カエルストレッチを克服していったジュニアはたくさん。苦手なジュニアはご相談ください。