バレエ・ダンスのケガ ハムストリングの肉離れ その原因と治療

いろんな位置にずらしてストレッチしてもだめだし、座っていても痛い、スゴンのグランバットマンが全然あがらなくなってしまったんです
 
 ハムストリングの故障にはいろんなケースがあります
・足をドゥヴァンに90度ちかくあげると突っ張って痛い
・前後のスプリッツはいけるけれど、左右開脚だと突っ張ってしまう
・グランバットマンでは大丈夫だけれど、パンシェの軸足になると痛くてのれない

どういうことがおきているんでしょうか?
アンドゥオールに関わる骨盤周りの筋肉の緊張が続くと、脚の筋肉が緊張してくるんです。

何故なんでしょうか?
よく質問されますが、それは『脚の筋肉は骨盤から始まっているから』

バレエ・ダンスではアンドゥオールが動きの基本。そのために骨盤のプレースメントを厳しく指摘されるのです。
けれど、リハーサルやレッスンがたてこんでくると、筋肉の緊張が続いてしまいやすい。そうなると表層だけじゃなく、深層筋にコリがたまっていきやすいのです。

多少痛くても最初の内は動いてしまえば大丈夫→続けていたら骨盤周りが硬くなる→脚の筋肉にまで筋緊張が及ぶ、このような状態になっています。

この時大切なのは、患部の痛みがどのレベルにあるか?と他のどの筋肉に筋肉の緊張があるのかをしっかり診ること。

一般の施術でほぐしても直ぐ元に戻ってしまうのは、バレエ・ダンスの動きという視点で診ることがないからでもあります。ハムストリングをほぐすのは基本。でも、それだけではバレエ・ダンスではたりないのです。


痛みをおこす姿勢やポーズを特定して、バレエの運動学的にずれを調整してながら痛みをとる、これが踊りの戻っていくには重要です。


ケース①  いろんな位置にずらしてストレッチしてもだめだし、座っていても痛い

2年ほどハムストリングの違和感を感じていたそうです。いろいろなことを試してきたけれど改善が診られない状態で来院。踊り以外に振り付けもあるため、座位での筋緊張も非常に高い状態にありました。


ドゥバン・ディアゴナル・スゴンのうちドゥバンでの痛みが一番強く、その姿勢でおきる深層筋のコリをとりのぞいくと深層筋のコリが少しずつゆるむにつれ、ドゥヴァンでのストレッチが大きく改善していきました。

 

 


ケース② スゴンのグランバットマンが全然あがらなくなってしまった

非常にカラダが柔らかく、股関節の可動域も高いタイプ。

発表会に向けてのリハーサル中に、ハムストリングの違和感が始まり、スゴンがあがらなくなってしまった状態でした。


内側のハムストリングと内転筋の筋緊張が一番つよく、これを鍼とお灸で緩和させ、動きを整える運動鍼整体でスゴンのムーブメントを調整してきます。最初は、90度も上がらなかったスゴンのグランバットマンが元の135度まであがるように改善しました。